フィリピン周遊記~ボホール(後編)~

ボホール島旅行、後編。
初日はアロナビーチを中心に、パングラオ島にて絶景の数々を堪能しました。

2日目は、ボホール本島の観光スポット巡り。

事前にツアーを予約していたのですが、なぜか予約が通っていないというトラブルが発生。
ただ、ボホール本島の観光ツアーも現地で予約が可能です。初日のアイランドホッピングや蛍ツアーと同じ会社で申し込みができました。
しかも、事前予約より価格が安いという不思議。結果オーライでした。

ツアーにはさまざまなプランがありますが、我々は貸し切り車を利用しました。
いくつか候補のアクティビティがあり、その中から好きなものを選ぶことができます。
出発時間も指定できますし、時間が許す限りいくつでもアクティビティを選択することができるので、自由度が高いです。
価格は一台2500ペソ(5000円ちょっと)。グループツアーであれば一人500ペソで行けるそう。

ホテルまでツアー車が迎えに来てくれたのですが、なんと運転手さんが奥さんも連れてきました(笑)。
各スポットで我々が観光している間、運転手さんは待機するわけですが、奥さんと写真を撮りあったりしてちゃっかり遊んでるという。自由!

宿泊地のパングラオ島からボホール本島に移動して、1時間ほどかけて第1の観光スポット「Bohol Lemur & Butterfly Park」へ。

中はとても簡素なつくりで、蝶をはじめ、ワニ、鳥、蛇など、あらゆる動物を見たり触れ合うことができます。
ガイドさんがついて、インスタ映えな写真を撮ってくれるのも嬉しい。

ただ、ムササビは建物内に放し飼いですし、大きな鳥も檻に入れず紐で簡単に繋いでいるだけなので、けっこう怖いです。
大蛇にも戦々恐々。沖縄ではちゃんと口が塞がれていたのでフツーに首に巻き付けていましたが、こちらの蛇は口が塞がれていない…。
直接触ることもできますが、わたしは遠慮しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続いて、チョコレートヒルズへ。
途中でバギーやマンメイド・フォレストなどもおすすめされたのですが、1つ1つの施設をじっくり回りたかったので、華麗にスルーしました。
マンメイド・フォレストはチョコレートヒルズに向かう道中で通りますが、日本の避暑地でも見られそうな森林風景が広がっているだけです。

チョコレートヒルズとは、高さ約30~50mの特殊な形の丘が1200個以上ある不思議なエリアです。
乾季になると草が枯れて茶色に変化し、それがまるでチョコレートのように見えるそう。
我々が行った1月も乾季ではありますが、まだ緑が覆い茂っていました。

この不思議な山は、サンゴ堆積物が隆起したものが雨水で浸食されてできたものだと言われていますが、「2人の巨人がケンカをして岩や砂を投げ合った末、荒らした場所を片付けるのを忘れた説」や、「想い人を失った青年巨人の涙が乾いた跡」とか、「カラバオ(水牛)の糞が乾いたもの」など、伝説も数多くあるようです。

チョコレートヒルズのあとは、ターシャを見に行きました。

ターシャとは、世界最小のメガネザルです。
絶滅の危機に瀕していて保護対象となっているため、なかなかお目にかかれません。
本来はサルではなく「原始霊長類」なのですが、現在は真猿類として位置づけられているとのこと。

なお、我々が行った施設ではほかの動物も見ることができました。

可愛らしい動物(名前を忘れました…)に餌やりをしたのですが、ものすごい勢いで食らいついてきました。穴から頭を出せちゃうので、下手したら噛みつかれます。檻の意味。
また、指を差し伸べたら、ものすごい力でつかんできました。見かけによらず獰猛…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、ターシャとご対面!
体長10センチ程度の小さな体と、クリクリとした大きな目が可愛らしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ターシャはとても繊細な生き物らしく、ストレスで死んでしまうこともあるとか。
園内でも、このエリアでは静かにするよう注意が促されます。見学や写真撮影も一定の距離を保つ必要があり、近づきすぎると怒られるので注意。
しっかり撮影したいと思っている方は、望遠レンズを持ってくると便利です。

ここで、ガイドのお姉さんが虫を販売していました。
ターシャにも餌やりができるのか!と、すぐさま購入。「どうやって餌をあげるの?」と聞いたところ……。

虫のお姉さん「それはアナタが食べるものよ」

その白くてグロテスクな虫は、食用でした。写真を撮る気すら起きなかった。
せっかくなので一口食べてみましたが、パサパサした枝豆みたいな味わい。マズくはないけれど、見た目的にNGでした…。

チョコレートヒルズのあとは、フローティングレストランで食事。
ロボック川を船で廻りながら食事ができるというもので、フィリピン料理がビュッフェ形式で振る舞われます。
フィリピン料理と聞いて当初は不安になりましたが、なかなか美味しかったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

船内では現地ミュージシャンによる演奏も。
景色を目で楽しみ、音楽を耳で楽しみ、食事を舌で楽しむ。
視覚・聴覚・嗅覚と味覚で堪能する船旅です。

ミュージシャンの音楽性は船によって異なるらしく、途中ですれ違った別の船ではイケイケなクラブミュージックが流れる中、数名が踊っていました。

景色を眺めながらゆったりと川を渡っていると、バンブーハウスに停泊。
現地の方(主に子供)の踊りと演奏を楽しむ場面もあります。

ほかにも、地元の少年が川に飛び込む遊びをしているところを目撃しました。

ボードに乗っている方とも遭遇。
自分だったら上手く乗りこなせる気がしない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうしてボホール本島をめいっぱい楽しんで、空港へ。
飛行機は2時間遅れてしまいましたが、旅の余韻に浸りながらのんびり待ちました。

地元ミュージシャンに見送られながら、マニラへ帰還!
土日の短い時間ではありましたが、フィリピンのローカルな魅力を体感したよい旅になりました。
今後もいろいろな場所に足を延ばしてみようと思います。

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