驚き桃の木フィリピンの木(前編)

12日にタール山が噴火して、火山灰がマニラ市内にも降り注いでいます。
はじめはそれほど気にしていなかったのですが、翌朝、フィリピン駐在者によるグループLINEを見ると「エアコンって使ってる?」という話題で持ちきりに。

慌てて自室を確認したところ、エアコンから零れ落ちた水に火山灰が混ざっていました…。
窓の外を見ると、ところどころにうっすらと積もる灰が。
自然災害は予期せず起こるものですが、新年早々こんなことになるとは驚きです。

灰を思い切り吸うと体に影響が出る恐れがあるらしく、しばらく外出は極力控えざるを得ません。これ以上被害が広がらないことを願いながら、気持ちを切り替えて、ブログを書き貯めていこうと思います。

この世に生を受けて29年。わたしは日本から出たことがありませんでした。
日本に骨を埋める気持ちで生きていたので、海外で暮らす人生はまったく予想していなかった”進むはずのなかった世界線”です。

そんなパラレルワールドに行くような気持ちで今の生活を始めたわけですが、フィリピンでの生活は驚きの連続。
物価の安さなどは転居前に調べていて知っていましたが、以下の6つには意表を突かれました。

  • 巨大植物
  • 異様に長い信号待ち
  • ミュージカルな世界観
  • フィリピン時間(タイム)
  • おくび
  • 凄まじい渋滞

ということで、今回は「フィリピンに来て驚いたこと」について書きます。

巨大植物

温かな気候のためでしょうか、植物のサイズが全体的に大きいです。フィリピンに来て初めて驚愕したのは、グリーンベルト(ショッピングモール)の木を見たときでした。

写真下部に写っている人影で、サイズ感がなんとなく伝わるかと思います。

なお、フィリピンにはそこかしこに大型ショッピングモールがあります。
広いぶん散策しがいがあるのだろうけど、超大型モールでもない限り、モール内の見取り図がありません。目的の店がどこにあるのかワカラナイ……方向音痴の自分にとっては、アドベンチャーな日々となっています。

異様に長い信号待ち

クルマ優先社会のフィリピンでは、歩行者の信号待ちが異様に長いです。一方で青信号の時間は非常に短い。赤信号100秒に対して青信号20秒であったり…。
そのため、歩行者は隙あらば赤信号でも平然と渡ります。場所と日時によっては交通整理のスタッフが配備されているのですが、赤信号でも渡るよう促してくることも。

信号機があれば、まだよいほうです。信号機が設置されていない場所では、自分でタイミングを見計らって横断する必要があります。
ただでさえ交通量が多いうえに、フィリピン人は運転が荒い方が多く、歩行者がいてもわりとスピードを出して近づいてくるので、戦々恐々…。

写真はセブに滞在したときに撮ったもの。このクルマと人の距離感、日本ではヒヤリとするはずですが、これがフィリピンでは当たり前です。

セブでは、横断歩道を渡るタイミングをつかめずにしばらく立ち尽くしてしまったこともありました。地元の方が「いま渡って!」と促してくれたので事なきを得ましたが、フィリピンの横断歩道は攻略難易度が高いです。
現在でも信号を渡る際は、現地の人が渡った瞬間を狙うようにしています。

ミュージカルな世界観

歌が大好きなフィリピン人は、よく鼻歌を口ずさんでいます。鼻歌というか、もはやがっつり歌っていることも少なくありません。
道端で隣を歩く人が突然歌い出したり、家電屋で買い物中に店員さんが接客しながら目の前で大きな声で歌い出したり、まるでミュージカルの世界。しかもみんな歌が上手い。

また、フィリピン人は大のカラオケ好き。ショッピングモールにカラオケボックスが設置されていたり(上写真)、家電屋では多種多様なマイクが販売されています。そして、そのマイクで店員さんが歌っていることも。
フィリピン×音楽の話はまだまだネタがあるので、またの機会にじっくりと書いていきたいと思います。

なお、つい先日スーパーで会計をしていると、レジ打ちの店員さんが踊り出しました。夫がクレジットカードの暗証番号を入力していた、わずかな時間の出来事です。彼女はおそらく、手持ち無沙汰になって踊りたくなったのでしょう。わたしは呆然と、その舞いを見ていました。

 

思いのほか長くなってしまったので、後編に続きます。
今日の一枚は、セブで撮影したお気に入りの写真です。樹木が巨大な点にもご注目。

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