肩こりとの闘い①
彼との付き合いは小学校高学年から、約20年に及びます。
頑固で、しつこくて、その存在に頭が痛くなることも。できれば縁を切りたいけれど、気が付けば長い付き合いになっていました。
生活を共にした年数でいえば家族の域に達している彼の名は、「肩こり」。
家に引きこもってパソコンと睨めっこをしていると、持病(?)の肩こりが悪化します。
高校生の頃から整体院などに行くようになりましたが、凝り固まった腐れ縁はなかなか解消することができません。
肩こり撲滅を目指す中で、さまざまなマッサージ系のお店にお世話になりました。
ということで、今回はこれまでに通ったマッサージ系のお店とのエピソードを紹介します。おすすめの店舗を紹介するわけではないので、あらかじめご容赦ください。
先ほどからマッサージ「系」という妙な呼び方をしていますが、それはマッサージの定義が関係しています。
本来マッサージは、国家資格を持った方しか行うことができません。
国家資格を持たない人(民間資格保持者を含む)がおこなうサービスは「もみほぐし」「リラクゼーション」といった別の表現を使っているのです。
国家資格がないとはいえ、腕前はピンキリ。施術がうまい方とも数多く出会いましたし、逆もまた然りです。
よいお店(また来たいと思うお店)か否かを判断するにあたって、以下の4つのポイントを重視しています。
1.利便性:通いやすさは大切。
2.価格:避けては通れないお財布事情。
3.腕前:施術時の気持ちよさや、翌日の揉み返しの有無などが判断基準。
4.おもしろさ:お店も凝りも、クセが強いほど愛おしい。それが肩こり道である。
永遠の基準店、A店(仮称)
意識しているわけではないのですが、近年はチェーン店を利用していません。
学生の頃は、大手リラクゼーションチェーンのA店(仮称)によく足を運んでいました。A店は全国に店舗があり、実家の近くや大学の近くなど、気が向いたときに行くことができて便利。価格は60分6000~7000円ほどで(当時)、技術は安定感があります。
ただ、誰にお願いしてもハズレがない代わりに、ビビッとくる出会いもなく…次第に足が遠のきました。
「マッサージに出会いもへったくれもあるか」と言われたら、ぐぅの音も出ませんが、フィーリングって大切。
A店には7~8年ほど立ち寄っていないものの、今でも自分の中で「基準点」ならぬ「基準店」となっています。
利便性★★★★ 価格★★ 腕前★★★★ おもしろさ★
愛すべきオジサマが営む、B店(仮称)
伊勢佐木町といえば一般的に「ゆず」のイメージが強いですが、ハマッコの自分にとっては生活に根付いた街でありフラッと立ち寄れる場所。友達と遊びに行ったり、家族で買い物をしたり、大学時代はこの街でアルバイトをしていました。
B店はその伊勢佐木町のあるお店。記憶が朧気ですが、60分3000~4000円くらいだった気がします。
姉に連れられてB店を訪れたのは、高校生の頃。
階段をのぼり扉を開けると、スタッフのオジサマがコンビニで買ったであろう弁当を食していました。
予約のない客が突然来店したので、休憩中のオジサマは面を食らったのでしょう。「やばっ」という表情で店の奥に引っ込んでいきました。
そんな可笑しな初対面でしたが、施術はとても上手で大満足。
さぁ会計をしようと思ったところ、オジサマたちは「お釣りがない」と言い出して大慌て。スタッフの一人が財布を取りだして、お釣りを捻出していました。個人経営のお店ではないはずなのに、大丈夫なのかしら。
腕の良さはもちろん、ゆるキャラみたいなオジサマたちとゆるい雰囲気が好きで何度か行きましたが、都内で一人暮らしをすることになり、縁遠くなってしまいました。
利便性★★★ 腕前★★★★ おもしろさ★★★★★
※記憶が不鮮明なため、価格は評価外。
B店に負けず劣らずゆる~いこの記事ですが、実はまだまだ続きます。
今回の一枚は、伊勢佐木町付近にある横浜公園(横浜スタジアム前)で撮影したお花。白い花と赤い花を日の丸構図で撮ってみました。
こちら↓の写真も、赤提灯みたいでお気に入りです。お酒が飲みたくなります。